《雨水の行方を考える》家と塀の間はコンクリートにする?砂利にする?②

私は家と塀(フェンス)の間がどうなっているか気になったのは、家を建て始めた初期です。
きっかけは『雨水の流れをきちんと考えておいたほうが良い』という、父(建築士)からの助言。
そこからヘーベルハウスの営業さんに相談を繰り返してきました。

話を進めていくと、『他のお家は家と塀の間をどうしているんだろう?』と興味がわいてきて、実家や建売住宅、住宅展示場の家と塀の間を見るようになりました。

『狭い隙間だけれど、砂利に石を置いてお洒落だな…』そんな風に、家主(建築士やハウスメーカー)の家への思い入れを感じたりもしました。


《雨水の行方を考える》家と塀の間について、コンクリはどのように流し固める?



敷地内に降った雨水を、どのように排出していくか。
私は雑草の手入れを極力省きたかったので、コンクリートと砂利を希望しました。





固め方は四種類考えました。
  1. 中央はコンクリ、家と塀側は砂利。
  2. 家と塀側はコンクリ。中央は砂利。
  3. 塀側にコンクリ、家側に砂利。
  4. 家側にコンクリ。塀側に砂利。

《雨水の行方を考える》家と塀の間について、家と塀側にコンクリ、中央に砂利を置きたい。




家→コンクリ→砂利→コンクリ→塀となります。
なかなかお洒落な案だと思うのですが、却下となりました。

理由はコンクリを二か所流すことになるので費用が増えます。費用の都合で却下です。
素敵な案だっただけに残念。

《雨水の行方を考える》家と塀の間について、中央にコンクリ、家と塀側に砂利を置きたい。






家と塀の間、中央をコンクリにして、両脇を砂利にする案。
一旦はこの案で決定しました。

みんなで決定して安堵したのもつかぬ間。工事中に心配事が発生しました。
それば塀が古くなってきていて、心配であるということ。

今回の案も見送りになりました。

そこで新しい案が出されました。

《雨水の行方を考える》家と塀の間について、塀側にコンクリ、家側に砂利を置く。





敷地内の雨水をうまく流したいと思い考えた内容が二転三転。
結局は塀を支えるためにコンクリを利用することになりました。
家側は砂利になっています。


《雨水の行方を考える》家と塀の間について、まとめ


実際に住んでみて四年。
台風を何回か経験していますが、雨水が溜まってしまい困ることはありませんでした。

また苔は生えているものの、雑草がコンクリから生えてくることはありません(砂利から生えてくることはあります)。
クラッチの働きもあって、ひびもありません。

コンクリの流し方一つをとっても、地域や建築士さんの考え、うちのようなイレギュラーな対応があるので、気になったら相談してみてください。




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